中京短期大学
1992 年 21 巻 11 号 p. 695-699
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日本の都市における浮遊粒子状物質の濃度が1985年から1990年までの間に増加したかどうかを, 統計学的に検討した.t-検定により, 137市における浮遊粒子状物質濃度の年平均値の差が有意であるかどうかを判定した.6年間に浮遊粒子状物質濃度の増加が多くの都市で認められた.浮遊粒子状物質濃度は人規模都市では極めて増加し, 浮遊粒子状物質汚染は中規模都市および小規模都市にも拡大した.東京23区および大阪市を中心とする2地域で, 浮遊粒子状物質濃度は特に高くなった.
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