環境技術
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パルプボールを基材とした脱臭材の性能評価 (第一報) アンモニアに対する脱臭性能
大河原 忠義斎藤 恭一
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1993 年 22 巻 5 号 p. 272-275

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抄録
パルプボールを出発材料にして, ガンマ線同時照射グラフト重合法によって, スルホン酸基とカルボキシル基を導入した.塩基性ガスであるアンモニアに対する脱臭性能を調べた.容器内に強制流れを起こさず, 静止した状態で, アンモニア濃度の経時変化を測定した.こうした脱臭速度の測定を繰り返しおこない, みかけの吸着容量を算出した, さらに, 市販の脱臭材についても同様の実験をおこない, 脱臭性能を比較した.吸着容量は, 市販の脱臭材の最高値の約20倍, また活性炭の約150倍であった.
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