環境技術
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迅速フェノールジスルホン酸法による窒素酸化物定量法の検討 (第2報)
―誤差およびばらつきを小さくする操作法―
伊藤 修二阿比留 佳明岡本 隆
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1978 年 7 巻 3 号 p. 208-213

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抄録
JIS KO104-1974の迅速フェノールジスルホン酸法の問題点につき検討を加え, 改良した方が望ましい点や要注意点を整理した.
(1) 使用する水は, 比電導度0.9μΩ/cm程度の蒸留水を用いる.
(2) 注射筒の目盛りの読み取り誤差は, 1%以下とする.
(3) 蒸発皿の代りに内面に傷のないビーカーを用いる.
(4) 中和に用いる水酸化ナトリウム水溶液は, 各検体共一定量加える.
(5) フェノールジスルホン酸は, ゆっくり, 正確に添加する.
(6) 硫酸添加量は, 4滴でなく正確に0.2mlとする.
(7) 濾過に用いる濾紙は, 2種でなく5種Bとする.
(8) 窒素酸化物濃度が300ppm以下の場合には, 1cm吸収セルでなく10cm吸収セルを用いて吸光度を測定する.
(9) 吸光度測定の際700~360nmにわたって吸収曲線を描き, 405nm以外に特異な吸収がないか確かめる.
(10) 検量線は, 毎回 (試料分析毎に) 作り替える.
このように操作することにより, ばらつきを2%以内にすることができることを確認した.
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