脳科学とリハビリテーション
Online ISSN : 2432-3489
Print ISSN : 1349-0044
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療養環境の治療的役割に関する研究動向
徳田 良英
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キーワード: 療養, 環境, 空間, 認知症, 治療
ジャーナル オープンアクセス

2007 年 7 巻 p. 31-34

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抄録
拙稿は「脳機能とリハビリテーション」の研究の中で, 特に療養環境に着目し, 症状が環境の影響を受けやすいこと, また, 物理的環境そのものが治療的役割を果たすことなどについて行動科学や建築計画・デザインなどの分野での知見を紹介するものである. 筆者の立場は医科学的に脳そのものを直接の主題としているのではなく, むしろ空間や雰囲気といった無機質的なもの(広義に「環境」)と脳がさまざまな相互作用をしていることを前提に, 療養環境によるヒトの行為行動の変容を行動科学や経験論を踏まえてコンテクストを読み取ることを主眼としている. 本論の解説にあたり本研究会の主たる会員層であるコ・メディカルの専門職の方々に療養環境の重要性について興味を抱いてもらえるように, 平素でわかりやすく述べることを心がけた. そのため内容が科学的な高尚さに欠けている点をお詫びするとともに, 不足の内容は是非成書をご覧頂きたい.
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© 2007 脳機能とリハビリテーション研究会
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