日本放射線影響学会大会講演要旨集
日本放射線影響学会第49回大会
セッションID: P2-96
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環境影響・放射線物理・化学
個人線量計素材の中性子放射化反応について
*保田 浩志宮原 信幸高見 実智己大町 康
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抄録
放医研低線量影響実験棟に新たに設置されたタンデム型静電加速器を用い、1-2MeVを主なエネルギー領域とする、d(4)+Be中性子線約2Gy(空気カーマ)を線量率0.027Gy/minで市販の線量計及び線量計候補の素材に照射し、放射化を調べた。銀をドープしているガラス線量計ではAg-110の生成が確認された。透過性セラミクスでは、Ta-182の生成が確認された。これらのデータを基に、異なる素材の組み合わせ等によって中性子個人線量の簡便な測定が可能か考察を行う。
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© 2006 日本放射線影響学会
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