日本ロボット学会誌
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物体散乱光信号の自己相関処理を用いたすべり検出法
松田 文夫森元 裕志北川 秀夫服部 秀三上田 実
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1986 年 4 巻 6 号 p. 602-606

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抄録
産業用ロボットが対象物体を最小の力で把握するためには, すべり検出の研究が必要である.この論文には非接触ですべりを検出する方法が述べられている.物体表面上の干渉縞の反射光の強度は, フォトトランジスタとA/Dコンバーターによりディジタルデータに変換される.光の強度から変換されたディジタルデータの, 自己相関をマイクロコンピュータで計算することにより, すべりを検出できる.1つのレーザビームはグレイティングにより2つに分けられ, それを集光することにより, 物体表面上に縞を結ぶ.
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© 社団法人 日本ロボット学会
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