北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科
大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻 物質生命工学講座
東京理科大学 総合研究機構 界面科学研究センター
2010 年 17 巻 2 号 p. 64-86
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
角度分解光電子分光法(ARPES)は,固体とその表面の電子構造の運動量依存性,すなわち電子構造のバンド分散 ε(k)を測定する有力な実験手法である.ARPESは低次元(一次元あるいは二次元)相関電子系における準粒子励起における電子相関の影響を調べるための理想的な手法でもある.本稿では,自由電子的な三次元系から低次元強相関電子系までの系に対するARPESの代表的な研究とその有効性について概説する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら