人工知能学会研究会資料 先進的学習科学と工学研究会
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Print ISSN : 1349-4104
103回(2025/3)
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非可観測概念の試行錯誤的学びを指向した誤りの可観測化フィードバック設計フレームワークELMERの提案
古池 謙人東本 崇仁
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会議録・要旨集 認証あり

p. 57-62

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抄録

非可観測概念とは,直接的な観察や測定が困難であるため,学習者がその性質や構造を理解するのに特有の課題を伴う概念を指す.このような概念を学ぶ過程では,誤りを特定し修正するための適切なフィードバックが不可欠であり,その有効性を高める手法として誤りの可視化(EV)が注目されている.EVは,ある表現形式(例:シミュレーションやグラフ)を用いて,学習者が別の表現形式(例:数式やモデル)の誤りを特定できるよう支援する技術である.本研究では,非可観測概念におけるEVの有効性を検討し,試行錯誤的学びを促進するための可観測化フィードバック設計フレームワークELMERを提案する.

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