2016 年 2016 巻 BI-005 号 p. 02-
私は、共同研究者と共に、ブログ記事の収集・分析により消費者ニーズを明らかにする手順としてKIPを提案し、その実行プログラムの作成・公開をし、そして実際に使用した経験研究の発表を行ってきた。これらの研究において、その時々にKIPの問題点を今後の課題として示してきた。だが、こうした課題の指摘もそのままでは散逸してしまいかねない。今後これらの課題に正面から取り組むには、これまでの課題をきちんと整理しおかねばならない。こうした背景で、本発表では改めてKIPの各ステップの抱えている課題について現在解決に向けてのアイデアを交えながら説明し、議論する。これが本発表の目的である。本発表では、今後の課題としておおむね7点について説明する。