2016 年 2016 巻 KSN-019 号 p. 02-
看護サービスの情報化が急速に進展していることから,看護サービスへの要求の多様化とあらたなリスクへの対策が求められている.このため,異なる価値観をもつ看護サービスの専門家と情報技術の専門家が,分野の壁を越えた異文化コミュニケーションに基づいて,相互の知識を理化し,合意形成するための「あらたな仕組み」の可能性を明らかにする必要がある. 本稿では,看護マネジメント論が対象とする知識と情報科学分野の知識との共通性を分析するために,看護管理者と情報科学者からなる研究会による共通知識の探索手法を提案する.