生物学的妥当性に配慮した複合学習器実装の試み
2022 年 2022 巻 AGI-020 号 p. 02-
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2022 年 2022 巻 AGI-020 号 p. 02-
動物の脳にヒントを得た認知アーキテクチャが AGI 実現の足がかりになるという期待がある。動物の脳では、近年の人工ニューラルネットワークを用いた機械学習で広く用いられている逆誤差伝播は少なくとも複数脳領域を超える形では用いられていないと考えられる。本稿では、モジュール間の逆誤差伝播を行わない複数の学習器からなる以下の３つの認知アーキテクチャの実装について報告と考察を行う。1) モジュール間の逆誤差伝播を行わない複数の学習器からなる最低限のアーキテクチャ2) 皮質・基底核・視床ループの実装3) 注意機構を持つ作業記憶の実装
