人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
100回 (2024/02)
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日本手話における手の直線運動の音素の斜め方向に関する分析
森下 空堀内 靖雄原 大介黒岩 眞吾
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会議録・要旨集 認証あり

p. 53-58

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抄録

日本手話は自然言語であり、「位置」「動き」「手形」の3種類の音素を持つと考えられている。その中で「動き」の音素における直線運動に関して、左右上下前後の6方向の音素に関しては先行研究で検討を行ったが、斜め方向に関してはまだ未解明である。そこで本研究では日本手話単語の斜め方向の直線運動を分析した結果、その多くは図像性の高い単語に見られることが明らかとなった。また、左手などの体の部位に沿った運動ではその部位に関連する座標系を導入すると左右上下前後の6方向の音素で表現できる可能性が示唆された。

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