人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
102回 (2024/11)
会議情報

発話意図の同時生成によるユーザ情報抽出を目的としたLLMエージェントの対話戦略学習
濱 健太基村 竜晟大塚 淳史中辻 真
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 115-120

詳細
抄録

本研究は、ユーザーの対話継続意思を維持しつつ効果的にユーザー情報を収集する、LLMベースの対話システムの開発を目的とする。インタビュアーが回答者から多様な情報を引き出す対話データを収集し、各発話にその意図(例:新しい話題の導入、詳細の掘り下げ)をアノテーションしたデータセットを作成した。このデータセットを用いて、LLMが応答と発話意図を同時に生成するよう学習させた。実験の結果、発話意図を同時に学習したLLMは、ベースラインモデルと比較して、ユーザーから多様な情報を均等に引き出し、ユーザーの印象も良好だった。これらの結果は、エージェントが発話意図を考慮することが、効果的な情報収集とユーザー体験向上に重要であることを示唆する。今後は、強化学習の導入や一般的な情報収集タスクへの適用により、システムの性能と汎用性を向上させる予定である。

著者関連情報
© 2024 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top