主催: 人工知能学会
会議名: 第103回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 103
開催地: 早稲田大学 40号館 グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター
開催日: 2025/03/20 - 2025/03/22
p. 262-267
本研究では、大規模幼児語彙データを基に幼児の語彙発達における個性の分析を試みる。幼児の語彙獲得傾向は発達段階を理解するうえで重要であり、これまでの研究ではロジスティック回帰分析により語彙獲得年齢の推定を行い、「共通ボキャブラリ指数」を提案してきた。その結果、地域差はほとんどなく、定型発達児・非定型発達児を問わず語彙数が同等の幼児は類似した単語を話す傾向が確認された。語彙発達の主因子は語彙数であり、個性や障害の影響は少ないとされるが、幼児のタイプを分析することには学習促進や心理学的意義がある。従来の研究では語彙数の差により単純な分類に留まっており、語彙発達過程における幼児のタイプ(個性)の分析を行った研究はこれまでに例がない。本研究では同程度の語彙数の幼児のデータを収集し、LDAによるトピック分類とSVMを用いた分析を行い、語彙発達の個性を明らかにすることを目指す。