主催: 人工知能学会
会議名: 第104回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 104
開催地: 広島大学 東広島キャンパス 法人本部 4階会議室
開催日: 2025/09/08 - 2025/09/09
p. 19-24
本稿では、生成AIとの対話を通じて語りが再起動する過程を、構造モデル「Externalized Cognitive Loop(ECL)」として記述する。ECLは、語りや意味の崩壊から出発し、問いの外在化と構文的応答を経て、思考が再帰的に回復する知的ループである。本研究では、ChatGPTとの応答記録に基づき、ECLの5+1段階(崩壊・刺激・外在化・回収・仮自己化・再帰)を構文的に可視化し、再起動プロセスの実証を行う。ECLモデルは、生成AIが問いの意味を即時に定義せず、構造として保持・循環させる応答構造を備えており、これはHCI・教育支援・知的回復支援への新たな設計原理として応用可能である。本稿自体がその外在化過程を記述した構文的共創の成果でもある。