人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
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93回 (2021/11)
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ルールと用例を併用してユーザ発話を誘導する対話システムの構築
久保 祐喜生嶋 竜実二瀬 颯斗武田 龍駒谷 和範
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p. 125-130

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抄録

本稿では,第4回対話システムライブコンペティションのシチュエーショントラック用に開発したシステムを紹介する.対話のシチュエーションは,複数ターンを通じてユーザに飲み会への参加を依頼することである.我々は,人らしい対話を実現するために,対話破綻や一つの話題への固執を抑えることを目標とした.まず,対話破綻を抑えるために,ルールと用例を用いてシステム発話を選択した.ユーザの発話内容が少数に限定できそうな場面ではルールを使用し,ユーザの発話内容が多様となる場面では用例を使用してシステム応答を選択した.システムの発話表現に質問や要求を積極的に用いることで,ユーザの発話内容を誘導した.また,話題が停滞するのを抑えるために,特定のターンで決まった発話をすることで,話題の流れを誘導した.この結果,シチュエーションに適した対話を実現し,用例やルールを用いることで効率的にシステムを実現した.

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© 2021(一社)人工知能学会
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