人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
96回 (2022/12)
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自律・遠隔融合対話システムのための高生命感・高存在感CGエージェントの開発
李 晃伸石黒 浩
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p. 27-

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抄録

ムーンショットの「アバター共生社会」プロジェクトでは、機械が話す自律対話と人が遠隔操作する会話(アバター)の両者を融合させた自律・遠隔融合対話システムの研究開発を行っている。これを実社会で幅広く実現するためには、両モードで利用者に違和感を与えず、高い存在感と生命感を備え、幅広い応用が可能な高度なCGエージェント(CG Cybernetic Agent: CG-CA)が必要である。本稿ではこのために筆者らが設計・開発したCGエージェントについて述べる。対話のためにエージェントが体現すべきリアリティ、そのためのデザイン、アバターとの関係性について包括的に論じたうえで、構築したCG-CA(3D 1体、2D 3体)を紹介する。また開発したシステム (MMDAgent/Unreal Engine)、制御プロトコル、感情セットについても述べる。本システムは研究用途向けに近日配布可能となる予定である。

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