人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
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98回 (2023/9)
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日本語会話における節末形式と韻律
臼田 泰如
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p. 31-36

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抄録

本研究では,日本語の会話音声における,節末の形式と韻律の関係を明らかにする.日本語の節末の形式は,いわゆる文として完結する形式である「完結形式」と,完結せずに次の節と統語的に接続する形式である「継続形式」とに分けることができる (Iwasaki 2013).そのような統語的な完結/継続の区分がある一方で,節が完結するか継続するかには,節末の韻律が重要な役割を果たす.そこで本研究では,それぞれの統語的な節末の形式が,どのような韻律と共起するのかを明らかにする.データは『日本語日常会話コーパス』に収録されている会話である.このデータについて,継続形式・完結形式において,どのような韻律でそれらが生じているかを集計した.結果,継続形式では完結形式に比べて,継続を印象付ける音調が多い一方,いずれの形式においても完結を印象付ける音調が最も多く,似通った韻律特徴をもっていることがわかった.

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© 2023 人工知能学会
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