農業機械学会誌
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技術論文
グローブ型装置による収穫前果実の可視近赤外分光計測(第1報)
——圃場での作業効率に特化した近赤外分光装置の開発——
青木 宏道太田 万理大塚 周二鈴木 鐵也
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2010 年 72 巻 4 号 p. 376-381

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抄録
本報は果樹生産者の要望を実現に近づける装置の開発試作について報告ものである。すなわちそれは収穫することなく樹上にある果実の成熟度合いを正確に評価することを可能とすることである。クロロフィル含有量に基づいて光学的に果実の成熟度合いを定量化する技術は近赤外線(NIR)による反射計測によってすでに確立されている。しかし,従来の装置は栽培園地において収穫前の果物の成熟評価に利用することが難しい。ここに記述する装置は厳しい条件の下でも葉緑素含有量を測ることにより2, 3秒以内に樹上果実の成熟度合いの評価を行うことを可能とする。屋外で取得されたデータは研究室の理想的な状況の下で取得されたそれらと合致するものであった。
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© 2010 農業機械学会
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