抄録
玄米における機能性成分富化技術の開発を図るために,湿り空気による加温・加湿後に搗精,無洗米加工した米粒のGABAの含有量,品質,食味について検討を加え,加温・加湿,乾燥工程における最適処理条件を解明した。その結果,GABA富化量は加温・加湿条件によって変化し,富化GABAが胚芽部・糠層から胚乳部へ多量に移行することを認めた。加温・加湿の最適条件は,徐々に昇温し最終的に4h・70℃,湿度を2h・80%~95% RH,続いて9h・98% RHの計11h,その後6h乾燥した場合,玄米のGABAが顕著に増加し,その白米や無洗米は,品質,食味ともに良好であった。