九州大学農学部
1978 年 40 巻 1 号 p. 83-89
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わら組成中のリグニンは消化率がきわめて悪く, またこう解中繊維の膨軟化を妨げ, 横切断が生じやすく繊維間結合が阻害されるためウェーハ強度は低下する。本研究では試作ビータを用い, わらのこう解処理を行い, またソーダ処理, 各種添加剤混合時におけるウェーハ強度, 人工消化率につき比較検討した。分散分析の結果, 強度はこう解>未こう解となり, また高濃度アルカリ処理により解繊作用は速まり, 強度および消化率は向上した。
農業食料工学会誌
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