抄録
穀物粉体の乾燥特性をTGA (Thermo Gravimetric Analyzer) を利用して測定, 解析を行った。その結果, 次のことが明らかとなった。
(1) 穀物粉体は, 含水率約20%まで減率乾燥第一段で乾燥し, その後, 減率第二段に入る。また, 減率乾燥第二段では拡散係数は一定ではなく, その拡散方程式は非線形となる。
(2) 減率乾燥第一段, 減率乾燥第二段各々の乾燥速度定数が求められ, 乾燥速度定数はいずれも, 穀物粒子同様に Arrhenius 型の温度依存関係があることが確認された。
(3) 減率乾燥第二段における乾燥速度が導入した非線形拡散方程式を CRANK-NICOLSON 法によって数値的に解析することによって求められた。その結果, 測定値ときわめてよく一致した。