抄録
第1報で導いた車輪ラグに関する軌跡方程式を用いてラグ付車輪の運動シミュレーションを行い, 土中でのラグの動きから“ラグ外周面”および“ラグ後方面”の作用特性の解明を試みた。
第2報と同様に, ラグ外周面, ラグ後方面による作用部分をラグ通過による作用面積として2次元的に示し, この面積と進行低下率, 上昇低下率表等で表現される車輪の運動状態やラグ形態との関係を論じた。また, 車輪回転に伴い, これらの面に平行および垂直に作用する力の合力方向が異なることを示し, ラグ外周面はころがり抵抗, 浮力さらに推進力発生と, ラグ後方面は推進力, 浮力発生と関係していることを設計の立場から明らかにした。