抄録
流体を噴出するサブソイラの目的は二つあり, 一つはパンブレーカ作業として使う場合であり, 他の一つはインジェクタとして使う場合である。前者は土壌の破壊度合が出来るだけ大きい方が良い。後者は土壌の破壊度合を出来るだけ小さくしたい。本報ではまず, 流体を噴出しない状態で基本的にジャンクおよびチゼルの形状が土壌の破壊状態にどのように影響するのかを調べた。
パンブレーカとしてはシャンク角45~60°, シャンク厚さ15mm以上, チゼル長さ250mm, チゼル太さ50×50mm。インジェクタとしてはシャンク角90°, シャンク厚さ15mm以下, チゼル長さ130mm, チゼル太さ36×30mmが適当であった。