農業機械学会誌
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インドネシアにおける水稲収穫作業について
アニアニと鎌の作業能率
鬼頭 孝治Tineke MANDANG林 尚孝
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1992 年 54 巻 3 号 p. 85-91

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抄録
インドネシアにおける水稲収穫作業は鎌刈が主である。これは国際稲研究所 (IRRI) で開発された高収量品種 (HYV) の導入を機に普及が加速し, 従来在来品種に使用されていたアニアニによる穂刈は減少の一途をたどっている。穂刈は鎌刈に比べて一般に作業能率が低く, これまで聞き取り調査によりその能率が論じられていた。
本研究ではアニアニによる収穫方法について調査し, 両者の作業能率の差異を明確にすることを主目的に実験を行ったので報告する。
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