抄録
ディーゼル機関燃料としての可能性を検討しているナタネ脱酸油の噴霧粒径の測定を液浸法で行った。液浸法で使用した受止め液は, 数段階の粘度に調整したメチルセルロース, メチルアルコール, 水の混合液およびシリコン油である。実験では受止め液および捕捉時間の違いによる噴霧粒径の差異を検討するとともに, シリコン油を受止め液として捕捉位置の違いによる噴霧粒径を測定した。また, 比較のためにシリコン油を受止め液としてナタネ精製油等の植物油および軽油の噴霧粒径を測定した。その結果, ナタネ脱酸油を含めた植物油の受止め液としてシリコン油が有効であること, また, ナタネ脱酸油の噴霧粒径は他の植物油と同程度で, 従来測定されているより小さいことが明らかにされた。