作型の特性を考慮してサトウキビの収穫法を改善するために, 第1報で提示した単位収量モデルおよび糖度モデルを用いて, 遺伝的アルゴリズム (GA) の適用を検討した。本報では, 収穫順序および収穫開始時期の最適化の方法について述べた。まず本問題は組み合わせ最適化問題に帰着できることを示し, 次にいくつかの基本仮定のもとに遺伝的アルゴリズムを適用するための定式化を行い, 具体的な解析法を開発した。適応度の計算に関連して, 作型の推移式を記述し, 作型構成ベクトル, 作型推移マトリックスの特性を示して, 作型推移マトリックスおよび作型対応ベクトルを求めた。