抄録
汎用コンバイン集稈部 (リール) と作物稈との機械的相互作用から収穫作業の精度・能率向上に寄与するリールの設計パラメータを究明するため, 収穫対象となる作物稈 (稲稈) の動特性の解明を試みた。まず, 稲稈の加振実験を行い稲稈の動特性を表現しうる周波数応答特性 (加振周波数に対する振幅比) 並びに固有振動数を明らかにした。また, 加振実験結果から, 片持ちはりの曲げ振動理論に基づく固有振動数算定式を稲稈に適用し, 稲稈の固有振動数に関与する変数について検討を行った。さらに, 不均一断面を有する稲稈の固有振動数の解析にレーリー法を適用し, その計算結果の妥当性について検討を行った。