小型発酵リアクター (SCR) を用いて, 牛糞の生物分解とコンポスト化を行った。コンポスト化が進むにつれて, 熱と二酸化炭素の発生が上昇した。コンポスト化中の微生物の全16SrDNAは, SCRによりコンポスト化されたサンプルより直接抽出され, ARDRA (増幅リボソームDNA制限分析) 法により解析された。二酸化炭素の発生は, 微生物菌数には関係がなく微生物菌叢の変化に相応した。牛糞をコンポスト化するとき, 小麦フスマの添加は, 微生物菌叢の重要な変化を引き起こしながら二酸化炭素と発酵熱の発生を促進した。