抄録
奈良県桜井市の田畑輪換田 (8.6ha) と非田畑輪換田 (1.6ha) において, 幼穂形成期窒素保有量 (Npf) の空間変動解析を行った。Npfは, 航空画像から得たGNDVIを用いて算出し, 輪換田において860点, 非輪換田において160点のNpfを得た。Npfは強い空間依存性を示し, 輪換田で40~55m, 非輪換田で10~30mの範囲をレンジとして空間依存性を示した。作付体系, 栽培管理, 土地利用の圃場間における均一性が, これらの空間変動に影響を及ぼしていた。水稲への追肥を行う場合の管理単位は, 非輪換田に比較して田畑輪換田で大きくなることが示唆された。