抄録
レタスの生育を揃える可能なスタータ肥料施用方法が検討されている。本研究では,市販の半自動レタス移植機(ちどりさん)に搭載する植穴施肥装置を試作し,同装置の被覆粒状肥料を植穴に繰出す精度と,移植作業性を検証した。二種類の繰出機構を開発し,繰出ロール容積2mlから7ml,繰出ロール回転速度31rpm,47rpm,70rpmにおける被覆粒状肥料の繰出精度を調査した。室内試験の結果,試作した植穴施肥装置は,個々の施肥ロール繰出量のCV値が0.9%から5.3%,施肥装置の全体CV値が7%以下を示し,均一性の高い施肥ができた。圃場での機能試験の結果,施肥装置は順調に移植機の動作と連動し,約3.60gの被覆粒状肥料をレタスの植穴に施肥できた。今後,移植機の走行性や施肥量調整機能などを向上するための改良が必要と考えられた。