抄録
本報はネギの定植·植え溝切り作業を効率化するため,施肥溝切り機に作溝チゼルを組み込んだ作業技術の特性を検証した。植え溝切りは,作業能率が1.31~1.76h/10a,溝幅50~52cm,溝深さ16~19cm,溝底幅19~20cm,側条施肥を溝底中央から水平に6cm,深さ2~3cm,作溝チゼルを深さ11cmで施工した。植え溝底中央部の矩形板沈下量は作溝チゼル施工区と無施工区との間に有意差を示した。定植作業は各試験区間に作業能率の差がなく,正常植えの割合が作溝チゼル·両側施肥区で86%と最も多くなった。植え付け姿勢は,作溝チゼルと簡易移植器による側条施肥の攪乱が溝底浅層の土壌膨軟化を誘引して改善した。