国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター
神戸大学先端融合研究環
2017 年 79 巻 2 号 p. 158-168
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作物群落内における付着性能の向上のため,静電散布とエアアシスト技術を組み合わせた散布方法を考案し,基礎試験を元にエアアシスト静電散布機を開発した。開発機は,畝端まで到達すると自動的に後進散布に切り替わる自動走行台車と環状電極を用いた静電噴頭部および圧縮エア吐出ノズルを用いたエアアシスト部から構成される。メロンの隔離ベッド栽培において散布試験を行った結果,慣行の手散布と比べて,エアアシスト静電散布は,薬液の付着が約5倍,防除価が約1.5倍となりその効果を確認した。
農業機械学会誌
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