施設栽培面積1位の品目であるトマトの栽培では,光合成産物の最大化のため,葉面積を指標とした栽培管理が実施されている。本研究では,葉の展開による葉重増加に伴い,枝の支持機能つまりは枝の機械的パラメータも増大すると仮説を立て,枝の機械的パラメータを用いた葉面積の簡易推定法の開発のため,トマト株における葉面積と枝の形態的・力学的パラメータの相関関係を明らかにすることを目的とした。結果,成長初期~中期における個葉では,葉面積と機械的パラメータの間には高い相関がみられ,仮説を支持する結果となった。また,葉面積推定モデルには,枝径の長軸方向の径と曲げ剛性を用いることで,高い推定精度を得た。