作物栽培評価の重要な指標である草高測定を目的とし,安価な距離センサの比較検討を行った。一般に距離センサは平面を対象とした計測に用いられるが,植物は複雑な凹凸構造を有している。PSD,ToF,超音波距離センサを用意して評価を行った。各種距離センサについて測定距離の範囲,誤差の大きさ,太陽光などの影響を評価した。超音波距離センサでは,屋内,屋外いずれも,誤差が1 cm以下の値となった。PSDとToFは,太陽光の影響を受けるが,夜間に一回の測定を行うことにより2 cm から3 cm程度の誤差で測定が可能であることを明らかにした。