2023 年 85 巻 6 号 p. 407-420
空気熱源電気式ヒートポンプを活用しトマトを栽培する太陽光型植物工場において,夜間の冷房時では月間電力使用量,月間最大電力ともに,暖房時より小さいことを実測に基づき示した。通年のエネルギー管理のための指標として,各月ごとに栽培施設内に求められる温度環境の実現を電力使用量から評価する日面積原単位を提案した。日面積原単位によれば,夜間の冷房時の電力使用量は暖房時の約40 %であった。収穫期間内の各月に対しては,可販収量増加と電力使用量削減との両立性を評価する日可販収量原単位を提案した。日可販収量原単位によれば,夜間の冷房時の単位可販収量あたりの電力使用量は,暖房時の約12 %であった。