イチゴの輸出量増大と環境負荷低減を両立する技術開発の方向性の検討のため,マレーシアおよび中華人民共和国への輸出をモデルとし,主としてデータベースを用いたLife cycle assessmentを行った。輸出方法,ロス率,栽培時期の3つを変数とし,環境負荷はすべて二酸化炭素排出量へ換算し各条件で比較した。結果を統合すると,適切な包装および流通温度制御を行ってロスを減らしつつ,3~4月のイチゴを船便で輸出することが環境負荷の面で優れる可能性があった。今後は3~4月のイチゴを長期間海上輸送可能とするプレ・ポストハーベスト技術開発が求められると考えられた。