人工臓器
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コラーゲンHollow Fiber
宮田 暉夫西沢 優
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1972 年 1 巻 4 号 p. 302-304

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抄録
1. 凝固法によりコラーゲン溶液からhollow fiberを作成し, 透析膜としての性質をin vitroで調べた. 2. 作成後のコラーゲンfierは室温放置と共にUFRが低下するが, 終極値も15~20×10-4ml/cm2・min・at 200mmHgでセルローズよりかなり高い値を示した. 3. UFRの経時変化の最も進んだfierは尿素, クレアチニンの透過性がよく, UFRも充分で透析型人工腎臓に応用可能と思われる. 4. 成形条件を検討すれば炉過型人工腎臓に応用できるかも知れない.
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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