人工臓器
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携帯型血漿交換装置の改良
川口 博昌内間 高夫渡辺 俊文福井 清大坪 修
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1983 年 12 巻 1 号 p. 279-282

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抄録
膜分離によって血漿交換を行う装置としては, 容量制御方式, 重量制御方式, 圧力制御方式と種々あるものの, そのいずれもが, 少なくとも2ケ以上の, 各々が独立して動作する血液ポンプが必要で, 血液回路および補液回路も複雑である。今回, 我々は, ローラーポンプの流量がポンプの入口圧力に依存することに着目し, 2連ポンプ1台で精度良く血漿交換を行う装置を考案試作した。装置は, 2連ポンプを, 脱血用および返血用として用い, 両ポンプの入口圧力を, オートクレンメによって同一に保つことにより, 等量の交換を行う。これにより, 血液および補液の回路が簡素になり, 操作性も向上した。2連ポンプは, ヘッド部を改良し従来のものに比べ, 小型軽量なものとした。従って, 装置自体もコンパクトになり, 持ち運びが容易である。また, 使用の際の専有スペースも小さい。この装置のin vitro試験, in vivo試験を行い良好な結果を得たので, 報告する。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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