人工臓器
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肝性昏睡に対するDirect hemoperfusion (Charcoal hemoperfusion)の臨床効果について
中嶋 真太田 秀男渡辺 敢仁築野 和男帆刈 睦男荒井 潔善山 金彦小池 正石井 淳一
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1984 年 13 巻 2 号 p. 868-870

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抄録
肝性昏睡患者9例にCharcoal hemo perfusion(CHP)を施行。アミノ酸においては、CHP後ではアスパラギン酸のみに、CHP+HD後ではチロシンに有意の差が認められた。その他のアミノ酸も減少する傾向はあるが有意の差は認められなかった。また、Molar ratioとcoma gradeにはある程度の相関関係があると考えられたが、Molar ratioとEEGには相関々係は見られなかった。分枝アミノ酸(BCAA)は正常化するが、芳香族アミノ酸(AAA)は変化しない事から見ると、CHP後にBCAAの筋における代謝の改善と残存する肝細胞の機能が大きく関係していると考えられた。肝不全の意識の改善には、CHPと特殊組成アミノ酸との併用も有用と考えられるが、残存する肝細胞の機能が最も重要であると考えられた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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