人工臓器
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完全植え込み型を目指したモータ駆動式人工心臓三機種の性能比較
福永 信太郎浜中 喜晴末田 泰二郎松島 毅村上 博宣渡橋 和政林 載鳳大野 祥生伊藤 孝松浦 雄一郎
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1992 年 21 巻 2 号 p. 496-501

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抄録
これまでに製作した人工心臓について、その性能を比較検討した。ブラシレスモータ、ハーモニックドライブ減速機、円筒カムを用いるもの、超音波モータとクランク機構を用いるもの、ウオームギヤあるいはギヤヘツドとブラシレスモータにリンク機構を用いるものとの三機種である。血液ポンプはバイオマで製作し、形状はプツシヤにあわせて円筒型および凸レンズ型の二通り製作した。超音波モータは低速高トルク回転を特徴とするが、テストの結果現状の超音波モータでは人工心臓駆動に十分なトルクが得られないことがわかつた。円筒カムではカムフオロワに磨耗がみられた。クランク機構と円筒カムではプツシヤの運動が直線往復運動になり、リンク機構では円弧状の往復運動になつた。アクチユエータとしては40~150rpmで運転できる15W程度の強力で小型のモータが必要であつた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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