人工臓器
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遠心ポンプを用いた補助循環のための新しい送脱血カニューレと臨床例での検討
佐藤 尚司桜井 温平石 泰三大畑 俊裕筆本 由幸小林 亨市毛 紀行
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1992 年 21 巻 2 号 p. 552-555

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抄録
遠心ポンプを用いた補助循環はset upの容易さや, 操作の簡便性より臨床例が増加してきている。しかし, 遠心ポンプを用いた補助循環においては専用に開発されたカニューレはなく拍動型補助人工心臓や一般体外循環用の送脱血カニューレを流用しているのが現状である。今回遠心ポンプを用いた補助循環での使用を目的とした送脱血カニューレを日本ゼオン社の協力に製作した。送脱血カニューレは抗血栓性で内径6mmであり, 臨床例においてBio-pump (BP-80)の回転数1500-2750RPMの範囲で1.3-4.2L/minの流量が得られた。小口径の本カニューレを使用することにより, 4L/min前後の高流量域のみならず, 2L/min前後の低流量域でも安定した流量維持が可能であった。より迅速な補助循環への導入, 安定した流量維持が可能となり, 今後補助循環における成績の向上に有用であると考えられた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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