人工臓器
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僧帽弁位生体弁置換症例のドプラ心エコー法による再弁置換時期の検討
安永 弘青柳 成明鈴木 重光溝口 照章平野 顕夫山下 正康熊手 宗隆原 洋小須賀 健一大石 喜六
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1992 年 21 巻 2 号 p. 584-587

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抄録
生体弁を用いた人工弁置換例症例では、術後経過年数と伴に弁機能不全による再弁置換が必要とされる症例が増加し、慎重なfollow-up必要となることが知られている。今回我々は、僧帽弁位生体弁置換症例に対し再弁置換時期を知る目的で1988年3月から1991年6月まで当科外来にて心エコードプラー法にてfollow-up行ない得た僧帽弁位生体弁置換例15症例(n=52)と、その期間にPTF発生により再弁置換を行なった憎帽弁位生体弁置換症例の術前心エコー値(n=15)の比較検討を行なった。再弁置換を必要とされた症例の生体弁のドプラー血流波形のpeak-flow値は1.95m/s以上に分布した。Peak-flow値が1.95m/sec以上をしめす症例ではPTFにより弁機能の劣化が進行していると考えられ慎重なfollow-upが必要と考えられた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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