人工臓器
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ECMOの臨床応用: 気管支肺洗浄による肺胞蛋白症の1治験例
田辺 貞雄, 佐野 英基, 横田 洋, 山田 崇之, 中原 秀樹, 大島 永久, 入江 嘉仁, 片山 康, 木山 宏, 村井 則之, 向山 美果也, 酒井 久雄, 一和多 俊男, 長尾 光修
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1992 年 21 巻 2 号 p. 731-736

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抄録
低酸素症のため一側肺換気単独では管理困難であった47才男性重症肺胞蛋白症の気管支肺大量洗浄にECMOを応用して、良好な結果を得た。Medikit catheter 22Fを右大腿静脈から右房へ、14Fを右内頸静脈から上大静脈へ刺入し、DelphinTM centrifugal system・クラレ膜型肺Menox2個並列によるRA→SVCのECMO(v-v ECMO)下に総量10950mlの温生食で右気管支肺洗浄を21回繰返した。ECMOの灌流量3.1L/min、酸素吹送量3~4L/minで、還流時間225分中安定した管理が可能であった。洗浄後長期間ECMOを要する症例(温水、degas、洗浄操作に起因した呼吸障害増悪例)もあるが、本例は洗浄後呼吸機能が改善し、洗浄直後にECMOより離脱、翌日人工呼吸より離脱した。v-v ECMOは末梢動脈遮断も不必要で、肺胞蛋白症の肺洗浄に際し、安定した呼吸補助が可能であった。循環不全を伴わない呼吸不全で、自己肺機能が一部期待できる場合は、v-v ECMOの良い適応であると考えられた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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