人工臓器
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体外循環侵襲と血管作動性物質の変動
―体外循環中のHemofiltration(HF)の効果―
橋本 和弘鈴木 和彦望月 吉彦宮本 尚樹坂本 吉正金沢 俊行堀越 茂樹新井 達太黒澤 博身
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1992 年 21 巻 2 号 p. 770-773

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抄録
開心術による手術・体外循環侵襲は血管作動性物質の変動を来すことが予測され, それにともない術中・術後の体血管抵抗が変化すると考えられる。今回, 我々は内因性血管作動性物質として, カテコールァミン(ノルエピネフリン, エピネフリン), アンギオテンシンII, オータコイド(トロンボキサンA2, プ・スタサイクリン)・エンドセリンの推移を入工心肺使用前・中・後に測定し, 同時期の体血管抵抗値との相関を検討した。カテコールアミンとエンドセリンは人工心肺中・後を通して増加を示し, トロンボキサンA2は心肺中のみ有意な増加を示した。アンギオテンシンIIは測定中, 有意な変化を示さなかった。結局, ノルエピネフリンのみが人工心肺終了時, プロタミン投与時, ICU入室時にそれぞれr=0.64, r=0.60, r=0.58(P<0.05-0.01)の相関を示し, 体血管抵抗値に影響する重要な物質であることが示唆された。他の血管作動性物質は強い血管収縮作用があるにも関わらず, 体血管抵抗値への影響は少なかった。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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