抄録
我が国そして世界が抱える社会的・構造的課題を解決するためには、人とITそして都市との共創による、持続可能なスマートシティの実装評価モデルの構築が急務となっている。
都市の評価指標は、持続可能な発展の三側面(経済・社会・環境)を調和させる統合指標(包括的富指標;IWI)の開発が必要である。標準化団体は、都市サービス評価指標 (ISO 37120) や都市インフラ評価指標(ISO/TS 37151) などの国際標準(個別指標)を開発している。
本稿では、経済学、経営学及び工学のアプローチを用いて、IoT、ビッグデータ、人工知能を利活用した経済・社会・環境が持続可能なスマートシティを開発するための評価手法を提案する。