抄録
超小型血糖モニターシステムとして、ホロファイバーに生理食塩水を一定率で注入、回収するマイクロダイアリシス・サンプリング法を応用したシステムを試作、その特性、有用性をin vitro, in vivoにて検討した。(1)in vitroでのホロファイバーの潅流速度と回収液中のブドウ糖濃度との間は負の相関を示した。また潅流速度150μl/hrにおけるホロファイバーの長さの増加に伴い、回収液中のブドウ糖濃度は増加した。メディアム中のブドウ糖濃度(0~500mg/100mのと回収液中のブドウ糖濃度は正の相関を示し、ブドウ糖回収率は、Evalで13%, Cuprophanで33%であった。(2)in vivoで本法より求めた組織液ブドウ糖濃度は、ブドウ糖及びインスリン負荷による血糖値の変動によく追随した。以上より、本法は超小型血糖モニターシステムへの応用に極めて有用であることが示唆された。