人工臓器
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術後急性腎不全に対する血液浄化法施行中の低血圧の病態と対策
遠藤 幸男元禾 良一井上 仁薄場 彰三浦 純一
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1992 年 21 巻 3 号 p. 921-926

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抄録
術後急性腎不全では, 循環動態が不安定であり, 血液浄化法施行中の低血圧を回避すべく, SGカテーテルにより循環動態を検討したA-V法によるhemodialysis(HD), V-V法によるHD, continuous hemofiltration (CHF)を施行した15例を対象とし, 計110回の循環動態を測定した。血液浄化法施行中の低血圧の発生は, A-V・HD, V-V・HD, CHFの順に多かった。血液浄化法施行中の低血圧発生例ではhypovolemiaか心不全による心機能低下が認められ, 心機能低下に対して, 末梢血管抵抗が上昇せず, 代償性血管収縮不良が主たる原因であった。ゆえに, 血液浄化法施行中低血圧を回避するには適切な除水やinotropic agentsの使用により心機能を低下させないことや, HD中のbloodaccessは, A-V法でなくV-V法を, 血液浄化法は, HDの如く間欠的治療法ではなく, CHFの如く持続的治療法を選択することが重要であった。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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