人工臓器
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ICUにおける急性腎不全に対する血液浄化法
―とくに持続的血液浄化法の有用性について―
嶋岡 英輝安宅 一晃重本 達弘河崎 収佐谷 誠西村 清司
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1992 年 21 巻 3 号 p. 932-936

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抄録
重症例を管理する機会の多いICU領域においては, 急性腎不全に対する血液浄化法として, 血液透析(HD)にかわり持続的血液浄化法が適応される機会が増えている。今回われわれは, 持続的血液浄化法に関して, 従来のHDにて管理した症例との転帰に関する比較, および持続的血液透析(CHD)と持続的血液濾過法(CHF)の比較検討を行なった。その結果, 持続的血液浄化法の導入前後で生存率はそれぞれ40%, 41.6%と有意な差は認めなかったが, 重症度スコアを用いた比較では, 導入後により重症例の救命に成功している傾向を認めた。また, CHDの平均クレアチニンクリアランス(MCCr)は平均12.1ml/minとCHF施行時の9.4ml/minを上回り, 水分バランスも-1.5ml/minと, CHF施行時の-1.1ml/minとほぼ同時の値を示した。したがうて, CHDはCHFの溶質除去能を向上させると同時に水分管理にも優れ異化亢進を来した重症例の管理法としてより優れた血液浄化法であると考えられた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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