人工臓器
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多人数用重炭酸透析液顆粒剤全自動溶解希釈装置の使用経験
太田 和夫江良 和雄新井 浩之松崎 竜児峰島 三千男鈴木 利昭仲里 聡江後 友道
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1992 年 21 巻 3 号 p. 967-972

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抄録
長期透析患者の合併症であるアミロイドーシスの治療対策としてβ2-microglobulinの除去を目的とした透析膜が開発, 使用されるようになってきたが, このような高性能膜ダイアライザーでは, 同時にback filtrationによる生体内へのエンドトキシン侵入の可能性が問題視されており, よりクリーンな透析液の使用が強く求められるようになってきている。
今回, ブドウ糖加重炭酸型透析液用顆粒剤を自動溶解希釈し供給する専用装置を開発製作し, 2週間にわたって臨床評価を行った。本装置を合計216時間運転した結果, 必要に応じ随時安定した透析液を作成, 供給することができた。透析液の経時的組成濃度の平均値は, Na141.4±1.5mEq/l, K1.97±0.04mEq/l, HCO323.9±1.04mEq/l, イオン化Ca2.70±0.03mEq/l, Mg1.10±0.04mEq/lであった。作成された透析液中のエンドトキシン濃度は透析開始時0.74±1.01pg/ml, 6時間後では1.41±2.01pg/ml(n=11)であった。この成績より顆粒剤から作成した透析液濃度は極めて安定し, 作成された液のクリーン度は極めて高いものと判断された。また, 顆粒剤と専用装置の組合わせにより運搬, 保存管理, 溶解など透析液関係業務が大幅に軽減された。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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